自社ブランドの防衛になる手続きをする

ドメインの管理と聞くとどちらを思い浮かべますか?大きく分けて下記の2つになると思います。

1つはドメインをインターネット資源として、管理している人や会社のこと。

2つめは個人や会社で取得したドメインを管理すること。

まず1つめからご説明しましょう。

全てのドメインICANN(アイキャン)という、アメリカ商務省の傘下にあり民間の非営利団体が管理しています。

TDLつまりトップレベルドメインは、ICANNの承認を受けなければ新たに追加することができません。

そして既存のトップレベルドメインもICANNが承認した業者じゃなければ管理することができません。

.comはアメリカ合衆国のベリサインという会社が管理しています。

.jpを管理しているのは日本レジストリサービス(JPRS)という会社です。

さて、私たちがドメイン名を登録する時には、ICANNに直接申請しているわけではありません。

レジストリと呼ばれる管理会社へ申請するのは、プロバイダーやホスティング業者が手続きを行います。

例えば.jpの場合はICANNの管理下に、日本レジストリサービスがいてレンタルサーバー業者やホスティング業者が登録手続きや実際に使用できるようにしているわけです。

2つめの個人や会社で取得したドメインについてご説明しましょう。

会社名や商品名でドメインを取得したとします。

でもトップレベルドメインは1つだけではありません。

会社名.co.jpだけではなく、会社名.netもあれば会社名.comなど他にも.bizや.infoもあります。

この会社に全く関係のない第三者に、他のドメインを取得され悪用されたら?

インターネットに詳しい人でも、トップレベルドメインを確認してサイトを見ているわけではありません。

社名がかかれたURLで、サイトもそのように見えるから信頼してしまう。

サイバースクワッティングといいます。

これは実際に、フィッシング詐欺で使われた手法の一つです。

そういったことから守るために、社名や自社ブランドのドメインをいくつも取得して管理します。

ブランド保護のために、世界的に有名な会社がドメインを300個以上管理することは稀なことではありません。

それが商標登録と一致したり、酷似していれば法律で保護されますがそれは日本国内の話です。

海外だと裁判にも時間がかかりますし、その間サイトはほったらかしで自社ブランドを著しく傷つけていきます。

もう一つ実はリスクが隠されています。

それはタイプミスで悪用するタイポスクワッティングです。

偶然打ち間違えたキーワードで誘導する手法です。

分かりやすく有名人で言うと、向井千秋さんと向井亜紀さん似ていますね。

女性宇宙飛行士が向井千秋さんで、「出てこいやー!」の嫁が向井亜紀さんです。

ちあき、あきの一文字違いで別人になります。

これがタイポスワッティングという手法に使われるわけです。

こういったことを防ぐためにも、似たようなドメインを取得し管理するということは、自社ブランドの防衛になるということです。